【浮気・不倫調査】無縁だと思っていた托卵とは 50代Jさん

結婚して20年。3人の子供のうち長女は既に結婚して家を出ており、新卒で社会人になりたての長男と、大学生の次女、妻と私の4人で郊外の一軒家で平凡ながらにも幸せに暮らしておりました。

絵に描いたような普通の家族だと思っていたので、托卵などという言葉は私とは無縁のものでした。
1年ほど前、長男がスキーで骨折をしてしまいました。
急遽手術になり、私は急いで病院に駆けつけました。妻より一足先に到着した私が手術の書類に目を通し、手続きをしていたところ長男の血液型がB型+と記載されていました。
手術前の血液検査の結果なので間違いはありません。

遅れて到着してきた妻が、私から書類を奪い返すように取って、私がやる!と言い張り、自分で同意書にサインを始めました。妻のペンを持つ手が微妙に震えていたのを覚えています。

息子の手術を待つ時間、私は妻の顔を直視できず、混乱の中、彼が生まれる前のことを思い出していました。長女が2歳のとき、イヤイヤ期が長く妻は子育てに苦戦していました。
同じ時期、私は営業部で昇進し、とにかく仕事が忙しく、接待に追われる毎日でしたので、一人で子育てにもがき苦しんでいる妻を何一つ支えてやれない、冷たい夫でした。
そんな状況もあり、当時3年ほどセックスレスだった私たちですが、ある日突然、妻が一緒に寝たいと誘ってきたがあったんです。そしてたった一度の行為で長男を授かりました。

確かに息子と私は全く似ていませんが、性格も趣味も私にそっくりで、自分以外に父親がいるなど想像もつきません。ただただ悩む毎日でした。混乱の中、こちらにすがる思いで依頼し、DNA鑑定を行うことになりました。どんな結果が出ても息子を愛していることには変わりません、その覚悟をお伝えした上で、お願いしました。

残念ながら結果は黒でした。ショックがないと言わば嘘になりますが、私は受け止めることができました。
真摯に向き合っていたカウンセラーさんがいたおかげで、心の準備をして現実を受け止めることができました。真実を知り、向き合うことは大切だと思います。
こちらの手厚いサポートのおかげで自分の人生、家族に対しての気持ちを再度整えられたことに感謝しております。ありがとうございました。